大量消費の時代の中で原価は重要なキーワードになっています。例えば、サラリーマンは原価のコストダウンを求められたり、原価を意識してどれだけ利益を確保できるかが大切ですよね。よく「たくさん生産して販売すると原価が安くなるよね」と言われますが、なぜだと思いますか。今回は原価の基礎を交えて「なぜ、たくさん生産して販売すると原価が安くなるの」というテーマで解説していきます。
原価について初めて触れる方、原価のコストダウンを意識しているサラリーマンの方に必見の記事ですので最後までご覧ください。
この記事をぜひ読んでほしい方
・初めて原価について触れる方
・原価のメカニズムに興味がある方
1.原価の決め方とは
原価はあるモノを生産してそのモノにかかった費用のことをいいます。販売する人は儲けるために原価より値段を上乗せして利益を確保することは当たり前でしょう。なので、モノの値段は原価プラス販売する人の儲けが含まれています。原価はどのように構成されてどんな計算されるのかが重要になってくるのです。
また、実際に原価を計算しようとしても分けられない原価というのもあります。例えば、お弁当屋さんのご飯と惣菜のガス代なんて分けることができませんよね。では、どうやって1つ当たりの原価を計算するのかが問題になってきます。
そのときにする原価計算の方法が一定の基準を定めてそれぞれのモノに振り分けていく方法です。先ほどの例の続きですが、ご飯と惣菜のガスの使用時間の割合が1:2であればガス代も1:2の割合で分けるということです。
もし、たくさんの弁当の種類がある場合は間接費で一括して処理するのが一般的ですね。
2.なぜ、たくさん生産したり販売すると安く売れるのか
原価というのは変動費と固定費の2種類に分けることができます。前者は生産したり販売したり量が増えたり減ったりすると、原価も変動することです。後者は生産したり販売したりする量に関係がなく、一定の費用が発生する原価のことをいいます。
ダイソーなどの100円ショップは格安で仕入れているのはご存知ですよね。大量に発注されるメーカー側は一定の金額が発生するほうの原価が大量のモノに分散されますので、1個のモノの原価を下げることが可能です。なので、メーカーが100円ショップに格安でモノを販売しても、メーカーは損することはないのです。このような原価のカラクリを知っておけば、原価の仕組みがわかっていくでしょう。
3.まとめ
今回は、なぜ、たくさん生産して販売すると原価が安くなるのかということを解説しました。大量消費の時代では原価を意識していくことが重要だと思います。この記事を読んで、原価について少しでも理解が深まれば嬉しく思います。